2021年8月28日土曜日

ノギラン

 乗鞍の高山植物でネバリノギランと言うのを紹介したと思いますが、

花穂に粘りがあるので付いた名前です。

それに対して今回紹介のノギランは粘らないので普通のノギランのままです。

植物学的に言えばヤマノイモ目キンコウカ科ノギラン属に属し、

別名をキツネノオとも呼ばれています。

確かに花穂を拡大した写真ではふわっとしてそんな感じですね。


この根元にある葉を見ると根生葉がロゼット状に拡がっているのが判りますが、

良く似た葉の付き方にショウジョウバカマを思い出される方もあろうかと思います。

これは近似の親戚か?と思うほど良く似ていますが、

ショウジョウバカマは以前はシュロソウ科(旧ユリ科)でしたが、

現在はユリ目メランチウム科ショウジョウバカマ属に変更されています。

実際は親戚でも何でも無くただの空似と言うだけのようです。


ちなみにネバリノギランはヤマノイモ目キンコウカ科ソクシンラン属で、

ノギランとは属が違っています。

でも分類は常に進歩するので何年かするとまた科も属もまったく違った名前になるかも知れませんね。









8 件のコメント:

  1. こんにちは

    まずは・脱帽・・です

    知らなすぎる、私には
    何もかもが、素敵な講義にメモメモ

    そろそろ、秋の気配が漂ってきてますね

    長雨の後の猛暑も
    朝夕の温度差で、救われます

    ここへきて、朝顔が盛んに咲きだしてます

    季節の変化に異変を感じつつも
    やはり、季節は・夏から秋ですね( ´艸`)

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    1. zakkkanさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      人間は言葉を覚え、文字を使って記すようになると。
      身の周りのものに名前を付けて分類したくなるようですね。
      生物学と言う一つの学問ですが、知らなくても人生は過せます。
      それでも便宜上ある程度の区別が出来ると良いですね。
      私たちは学者では無いので大まかに知っていれば済むことです。
      それでも指針になる図鑑の内容が絶えず変わって行くので、
      付いて行くのが大変です。

      長雨が低温続きだったのでこの残暑は堪えますね。
      でももう少しの辛抱なので頑張りましょう。

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  2. ノギラン・・・もうかなり前に、荘川のなんとか植物園?で見たことが・・・
    あのときにはえらい感激して写真撮りまくってたけど・・忘れるって早いですねぇ…(>_<)

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    1. ばんばさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      花穂が開くと騒々しいような姿になりますが色が単調です。
      これでピンクやムラサキであればもっと印象に残るのかも知れませんね。

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  3. おはようございます
    高冷地に咲く植物ですね。千葉県南部にはありません。
    ヤブラン、ノシランなら有ります。
    珍しいお花を見させていただきました。
    ありがとうございます。

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    1. 理恵さん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      こちらでは局地的ではありますが、飛騨全体で見られる花です。
      さほど珍しくは無いですが、花に色が無いので地味ですね。
      そんなところが人気が無い所以かも知れません。

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  4. 分類は難しくていけません(><
    遺伝子で決まるとか生まれた順とか頭が痛いです。
    難しいものは四季彩さんにお任せして
    植物を愛でることに専念します(^^♪

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    1. ugo1060さん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      鑑賞するだけであれば分類は必要無いように思いますね。
      昔は遺伝子による分類などされていませんでしたが、
      最近はDNAなどで分けるようになりました。
      そのため新しい種類なんかも増えています。
      そのため図鑑関係が一番影響があります。
      昔の図鑑が使えなくなっています (>_<)

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