2021年8月7日土曜日

ミヤマカラスアゲハのポンピング

 夏は砂利道などで吸水しているチョウを良く見ます。

特に羽化直後が多く、蛹時代の身体に残った老廃物を洗い流していると言われていますが、

かなり傷んだのも居ることから土中のミネラル分を吸収しているものと思われます。

チョウの口であるストローのような口吻はそんなに太いものでは無いことが判ります。

それで大量の水分を吸って養分だけ取り入れて残りは排出するのですが、

給水中の腹部は大きく腫れて先端からは勢い良く水を飛ばします。

今回も動画にはその様子がしっかり写っています。

その間隔が結構短いので、吸う力もそれなりに強いものなのでしょう。


※ 最後に動画がありますので確かめてみて下さい。













16 件のコメント:

  1. 動画はリアルですね^^ なんだか羨ましい
    私はあの写真を撮るために何枚撮ったかわからないです。

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    1. ugo1060さん、こんばんは。
      ミヤマカラスアゲハにしてもカラスアゲハにしても吸水の場面に出会うことは難しくは無いですが、
      気に入った写真を得ようと思うと大変ですよね。
      翅は畳んだままでアングルも正面と言うことが多く、
      居場所を替えると敏感に直ぐに飛び立ってしまいます。
      忍耐が必要な野外観察ですね。

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  2. こんばんは。ゆーしょーです。
    ミヤマカラスアゲハという蝶なのですね。
    カラスのように黒いのでそのように
    名付けられたのですね。
    でも近くで見ればコガネムシやタマムシのように
    きれいですね。

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    1. ゆーしょーさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      この深い緑色のチョウをカラスアゲハと言うのですが、
      実際はクロアゲハやオナガアゲハの方がカラスの色に似ています。
      ミヤマカラスアゲハは色の好みで言うと上位にランクされるほど人気のチョウなのです。
      緑の金属光沢が美しいですね。

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  3. おはようございます。何の気なしに見ているチョウや虫なども
    それぞれ生きるためにいろんなことをしているのだなあということが
    よくわかりました。

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    1. sumomoさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      昆虫はどんなに小さくても彼らなりに生き抜く術を知っています。
      人間にしてみれば何気ないことでも意味があるのです。
      細かく観察していると色々教えてもらえますね。

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  4. ポンピングというのですね

    時折・土の上にとまっている蝶を見かけます
    密ではなく
    土壌の水分等を補給する為なのですね

    飛んで美しい姿の「蝶」も
    生きるための、産まれながらの、智慧ですね

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    1. zakkkanさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      吸って排出することがポンプのようなのでこの行動をポンピングと言います。
      地面に止まっている場合の多くは吸水や吸汁のことが多いですね。
      花の蜜を吸わない昆虫はこうしてミネラル分を摂り入れています。
      寿命が短い虫ですが、精一杯に生きていることが良く解りますね。

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  5. ミヤマカラスカゲハの驚くような凄い行動を
    拝見できてびっくりです。
    ポンピングと言うのですね。
    興味深く、
    今日初めて知ることができました。

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    1. rabbitjumpさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      泳いでいる魚が大きな口を開けて海水を取り込み、
      酸素や餌を鰓で漉しているのと同じですね。
      小さいチョウだと判り難いですが、ミヤマカラスアゲハは腹部も太いので良く判ります。
      今度チョウが吸水している場面に出遭ったら観察してみて下さい。
      都会でもアオスジアゲハなんかも吸水に来ますよ。

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  6. 先日、玄関前で黒いアゲハ…名前が?なのですが、うろうろ飛び回っておりました。
    丁度花に水やりした後で、吸水にでも?などと思いましたが・・?

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    1. ばんばさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      人家周辺だとクロアゲハの可能性が一番高いと思いますが、
      カラスアゲハかも知れません。
      昔、町中に我が家が有った頃は道路に打ち水をすると良く来ていました。
      吸水ついでに花の蜜も吸いたかったかも知れませんね。

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  7. こんばんわ ポンピング 水を吐き出しているのが よくわかります。10分間も 観察続けたのですね。私には到底できない 撮影です。ミヤマカラスアゲハの美しい四季彩何とも言えませんね。

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    1. ねずままさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      この日は他にも色々なチョウやトンボを見ることになり、
      それぞれ長時間の撮影でした。
      涼しい山道だったので涼も兼ねて良い時間でした。
      ミヤマカラスアゲハは雌だったらもっと美しいですよ。

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  8. 夏休みになると家に大きな黒いアゲハが飛んできました

    百合の花にも行くのですが 水たまりとかちょっと湿った地面に止まっていました
    ストローみたいに口吻を伸ばしていました
    羽をゆっくり動かして いました

    今でもありありと覚えています

    今住んでいるところでは あまり見かけません
    撮りたいなあと思っていますが 出会えなければねえ・・・・・

    長い時間ビデオで撮影されたんですね
    ポンピングもしっかり拝見しました
    お疲れ様でした
    山道がとても懐かしいです^^

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    1. れんげそうさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      大型のアゲハチョウはユリの花が大好きですね。
      特にクロアゲハやキアゲハは良く止まります。
      水溜りに来るのは夏型が多く時には集団になります。
      そんな光景が昔は良く見られたのですが、
      最近は単独のことが多くなりました。

      そして夏休みと言えば家の前の道路をトンボのオニヤンマが行ったり来たりしたものですが、
      それもまたあまり見なくなりました。
      自然環境が大きく変わったのが原因でしょうね。

      舗装道路を歩くのが普通になってしまうと土道は妙に懐かしいものですね。

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