2022年5月31日火曜日

珍しい5月のアサギマダラ

 晩秋になると南へと渡って行く蝶のアサギマダラ、

最近知らない人が居ないほど人気がありますね。

でも春の行動はあまり知られていないようでこの時期に話題になることも少ないです。


南へ下がったものであればまた北上して来るはずですが、

北上はアサギマダラにとっては難しいようで秋のように集団で見られることはまず無いです。

多分単発的にやって来るのでしょう。


飛騨も北部では毎年田植えの頃に見られることがあり、

山里の周辺を翔ぶ姿が今年も観察出来ました。


まだ高原を目指すには早いのでしょうか、しばらくこの辺りに留まっているような翔び方でした。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。












2022年5月30日月曜日

5月の散歩道の花

 昨年も記事にしたピンクのハリエンジュの花、そろそろ咲いたかな?と行ってみました。

大雪だったことも春先の異常低温だったことも影響が無く、

ちょうど昨年と同じ時期に咲いていました。


近くにはナンジャモンジャやタニウツギもあり、

翅の傷んだジャコウアゲハが吸蜜にやって来ていました。


ピンクのハリエンジュ(ニセアカシア)はローズアカシア (ロビニア・ヒスピダ)と言うのが正式名称のようですね。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。






↑ 以上3枚 ピンクのハリエンジュ(ローズアカシア)




↑ 以上3枚 ナンジャモンジャ (ヒトツバタゴ)



↑ 以上2 タニウツギ


↑ タニウツギに来たジャコウアゲハの雄






2022年5月29日日曜日

日本一の落差 称名滝

 岩石の崩落で立山への有料道路が現在も通行止めになっていますが、

称名滝への道も同じく岩石の崩落によって先日まで通行止めになっていました。

場所は駐車場から少し上がった地点ですが、

道幅は広くても徒歩で無ければ行けないため全面通行止めとのことでした。

それがようやく先日になって一部復旧して通行可能となり、

滝下まで行くことが出来るようになりました。


何時も春は雪解け水が豊富なので滝も迫力があり、

この日も称名滝はもちろん、隣のハンノキ滝も見事で、

その上普段見られないソウメン滝や名も無い多くの滝も存在が確認出来ました。


称名滝は落差が350mで日本一ですが、ハンノキ滝は更に長く落差497mもあります。

実際はハンノキ滝の方が日本一なのですが、年中見られないということで正式な滝として認められていないようです。


岸壁に囲まれた場所から見上げる滝のパノラマ・・・素晴らしかったです。















2022年5月28日土曜日

フッキソウ

 北海道から九州に掛けて分布する植物で、

草本のようですが実はツゲ科の常緑小低木のフッキソウ。


飛騨では標高の高い樹林帯などで見ることが出来ます。

ヒトリシズカを思わせる一本の白い穂状の花は決して派手ではないのですが、

何処と無く可憐さを感じさせてくれます。


常緑で光沢を持った葉の感じも良いためグランドカバーとしても植えられているようです。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。















2022年5月27日金曜日

山菜 (モミジガサ)

 好き嫌いがハッキリ分かれる山菜の代表とも言えるモミジガサやヤブレガサ、

キク科独特の強い香りがあります。

好きな人にはたまらなく食べたいようで、山菜の王様とも呼ばれ親しまれているようです。

東北ではシドケと呼ぶのですが、飛騨や福井では”キノシタ”や”トウキチナ”と言う人もいます。

トウキチとは木下藤吉郎の藤吉で大樹が茂る山奥の木の下に多く見られることから、

木の下の菜・・・つまり”藤吉菜”と言うのが由来です。


天ぷらなどそのまま調理する場合もありますが、

普通は下茹でしてその後、和え物やおひたしにします。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。




























2022年5月26日木曜日

平湯のニリンソウ群落

 飛騨の山間地ではニリンソウは珍いものでは無く、

標高の高い湿った環境下では良く見られます。

中でも規模の大きい高山市奥飛騨温泉郷平湯のニリンソウを今回訪ねてみました。

この辺りの山の斜面一面はニリンソウの絨毯を敷いたように満開で、

ちょうど見頃に当たりました。


キンポウゲ科のこの仲間は色々あり、花の数でイチリンソウ、ニリンソウ、

そしてサンリンソウとありますが、

中には数が少なかったり多かったりするものもあります。

花の数で見分けるのは人間の都合と言うことで実際は関係ないようですね。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。















2022年5月25日水曜日

山菜 (ノビル)

 何処の畑の土手や田んぼの畦などに見られるノビル、

浅葱と同じで山菜として食べることが出来ます。

余りにも身近にあるので見向きもされないかも知れませんが、

食べ方に依っては結構美味しい一品となります。


一般的には葉と球根の両方を使ってのぬた(酢味噌和え)や、

球根をそのまま生で味噌を付けて食べるのも良く、

また味噌汁などの具にしてもなかなか美味しいです。


生では少し辛味を感じますが、熱を加えると甘くなります。

採る時はシャベルなんかを使うと根が切れないので良いですよ。







↑ 茹でて酢味噌で和えます


↑ 盛り付けてぬたの完成


↑ 生の球根はあぶらえ味噌(エゴマ味噌)を付けて食べました


2022年5月24日火曜日

夏鳥 マミジロ 

 山路を車で走行中に音に驚いてか、側溝から黒い鳥が飛び立ちました。

次いで褐色の鳥も・・・

薄暗い場所だったので直ぐには同定出来ませんでしたが、

枝に止まったのを見たら身体が黒く頭に白い帯が見えたので、

確か、夏に渡って来るマミジロでは?と思いカメラを構えました。

しかし潅木の隙間に位置していたので上手く撮れません。


もう一羽の方は近かったのでフロントガラス越ではありましたが、何とか撮影に成功!

トラツグミを思わせる羽の模様は正しくマミジロの雌です。


マミジロは東南アジアの温かな地で冬を過ごし、日本には夏にやって来て繁殖する夏鳥です。

見られるのは本州中部以北の比較的標高が高い樹林帯です。

案外レアな鳥なようなので、画像も動画も写りは良くありませんが記事にしました。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。




↑ 以上2枚 マミジロの雄





↑ 以上4枚 マミジロの雌