2023年7月31日月曜日

松倉観音堂

高山市の南西に位置する松倉山の尾根続きに松倉観音堂があります。

飛騨の里からリスの森へ抜ける林道の途中に松倉城阯へ登る分岐がありますが、

その反対方向へ行けば静かな林間に社が見えて来ます。

何処となく密教を連想させる佇まいは気持ちが引き締まるスポットです。


旧暦の7月9日には夜を徹して養蚕の繁栄を祈祷されたのが、

現在は8月9日にこの場所で家内安全や商売繁盛などを祈る風習が残されており、

紙に描いた絵馬を買い求めて持ち帰り玄関に飾って災いを逃れるようにとの絵馬市も開かれます。


※ 画像の最後の動画もご覧下さい。

















2023年7月30日日曜日

大門素麺

 素麺と言うと一般的には棒状の物ですが、

この大門素麺は珍しく丸い形で丸髷を思い起こさせます。

何故そのような形なのかは解りませんが、全国的に見ても面白いですね。

そのため1本の長さが長いのでので半分に割って茹でます。


さて”大門素麺”の大門ですが、「おおかど」と読みます。

富山県砺波市にある大門集落に伝わる手法で現在では作る人も少なく、

2006年には12軒まで減ってしまったようで、とても貴重な素麺となりました。

今回は黒田権一さんの素麺を購入しましたが、この一袋(3~4人前)で500円ほどしましたからちょっと高目ですが、

安い素麺に比べて味、食感ともに優れているのは間違いないです。


黒田さんの素麺、詳しくはこちらをご覧下さい。







↑ 今回半分だけ茹でます





2023年7月29日土曜日

乗鞍岳のオコジョ君 

 乗鞍で出遭いたい動物にライチョウがありますが、なかなか遭えないものです。

この日もライチョウ目当てで登ったのですがまったく見ることが出来ませんでした。

しかし、それより珍しいオコジョを発見!


オコジョは山岳の岩場など高所に棲息しているので登山者に馴染みの動物です。

冬毛は真っ白に装いますが、夏毛は濃い目のチョコレート色でお腹は白いので他との見間違いはありません。

と言うか大きさもイタチやテンより小さくてリスほどなので直ぐにそれと判ります。


標高2700m超えの場所ですが、乗鞍では偶に見られることがあります。


※ 画像の最後の動画もご覧下さい。













2023年7月28日金曜日

馬瀬川の鮎掛け風景

 夏の風物詩のひとつに鮎掛けがあります。

縄張りを作って他の鮎を追い払う習性を利用した釣法で、

この時期には長い竿を持って川に入る太公望の姿が見られます。

ふと車を停めて釣果のほどを窺がうのですが、

そんな時に限ってなかなか釣れないものですね。


我慢比べも飽きて諦めて帰ろうと目を離した瞬間に”掛かった!”・・・

タイミングが悪いとそんなものですね。


※ 画像の最後の動画もご覧下さい。












2023年7月27日木曜日

咲き始めた今年の蓮の花

 毎年記事にしている蓮田の蓮です。

遅れましたが飛騨でもようやく開花して来ました。

これは一週間前の様子なので今はもう満開かと思います。


蓮と言うと高貴な花に感じてしまいますが、

泥の中から出でて見事な花を咲かせることからお釈迦様の花とも言われますね。

仏像の台座にはこれを模した蓮華座があり、坐像、立像ともに台座となっています。

私も昔は彫刻が生業だったので良く彫りました。

そのため花弁の形は今でもしっかりと脳裏にあります。


※ 画像の最後の動画もご覧下さい。













2023年7月26日水曜日

信州名物”おやき”を作る

 信州へ行くと道の駅やスーパーで必ず買う”おやき”、今回初めて手作りしました。

作り方はググルと色々なレシピがあるのでそれを参考にして後は自分流です。


中に包む餡も色々なのですが、あまり種類を増やすと大変なので、ナスと野沢菜、それに切干大根の3種類に絞りました。

具材は予めそれぞれ煮ておいたので後は皮を作って仕上げるだけです。


以下に生地作りのレシピを載せておきます。


生地材料 (10~15個分)


強力粉 150g

薄力粉 150g

サラダ油 大さじ1と1/2

米粉 15g

塩 ひとつまみ

熱湯 200g


皮の作り方


1 材料をすべてボールに入れます。熱湯を入れるので最初は箸などで混ぜてから手でこねるようにします。


2 1を棒状にまとめてボウルに入れて濡れ布巾を掛け30分以上休ませます。


3 2を12~15個位に切り分けて丸め、麺棒などで伸ばします。(打ち粉は片栗粉を使用)


4  3で伸ばした生地に別に作っておいた餡を包みます。


5 4を蒸し器で10分程蒸します。蒸し終わり後フライパンに油を敷き表面に焼き色をつければ完成です。



↑皮を作る材料の一部


↑材料をボールに入れ熱湯を加えて練り上げます


↑休ませた後棒状に伸ばします


↑具財と皮を用意します


↑それでは包んで行きましょう


↑包み上がったら蒸し器で蒸します


↑蒸し上がりました


↑3種類で合計12個です


↑フライパンで軽く焼き色を付けます


↑野沢菜のおやき


↑ナスの味噌炒め


↑そして切り干し大根です


2023年7月25日火曜日

乗鞍岳の花 2023

 最近の温暖化傾向ばかりではないと思いますが、

乗鞍など高山帯の花の開花も年々早まっている気がします。

例年であれば一番の見頃は7月中下旬なのですが、

今年は下旬ではもう見られない種類もあるほどです。

16日に行ったのですが、ミネズオウやコメバツガザクラなどはほとんど見られず、

またハクサンイチゲも僅かに残っている程度でした。

この調子であれば来年は7月に入ったら直ぐに行かなければなりません。


youtubeの方では既に動画をアップしていましたのでご覧になって頂けた方も居られると思いますが、

画像の最後にリンクを加えておきましたので是非ご覧下さい。



↑ 下界との温度差が20℃以上でした



↑ ハクサンイチゲ


↑ コマクサ


↑ コケモモ


↑ イワツメクサ


↑ アオノツガザクラ


↑ ヨツバシオガマ



↑ ミヤマミミナグサ


↑ イワギキョウ


↑ ジムカデ


↑ ミヤマクロユリ





↑ (動画) 乗鞍岳の高山植物 Ⅰ



↑ (動画) 乗鞍岳の高山植物 Ⅱ