2022年3月31日木曜日

キンキマメザクラ

 飛騨より早く春が来る富山へ出掛けてみました。

ソメイヨシノはまだ開花していなかったですが、

里山散策ではキンキマメザクラがさいているのが見られました。

品種改良されることもなく自然のままなので丈も短く花数も少ない桜ですが、

趣があって私の好きな桜です。


良く似たものにチョウジザクラやフジザクラもありますが、いずれも豆桜の仲間です。









2022年3月30日水曜日

春キャベツを描く

 冬場のネタ不足の補いにと絵を描くのですが、

今シーズンはこれが最後になるかも・・・


春のキャベツは柔らかくてジューシーですね。

ふんわりと巻いた葉は見ただけで食欲が湧きます。

とりわけサラダにすると美味しくていくらでも食べてしまいます。


かぐや姫の「神田川」の歌詞に、

”雨が続くと仕事もせずにキャベツばかりを齧ってた”の一節がありますが、

春キャベツを見ると何時もその歌が脳裏に浮かびます。









2022年3月29日火曜日

寺家アカガシ叢林

 飛騨の雑木林には落葉樹が多く常緑の樫と言えば南部でアラカシとウラジロガシが、

北部ではウラジロガシしか見られません。

樫の仲間は他に備長炭でお馴染みのウバメガシやイチイガシ、

シラカシ、アカガシなどがありますがいずれも南の温かな地方の常緑樹です。


今回のアカガシも岐阜県南部では見られますが北部はもちろん、

東北や北海道では分布していないようです。

飛騨のお隣の富山県でも珍しいとのことですが、

この富山市寺家公園にはたくさん自生しており県の天然記念物に指定されいます。


この公園には他にユキツバキやウラジロガシなどの常緑樹があるため、

良く似た緑色の葉っぱのアカガシに気付かない人も多いようです。

大きな看板が無かったら知らずに通り過ぎるところでした。


アカガシと言えば美しいチョウのキリシマミドリシジミの食樹となっているのですが、

寒い土地柄なのか此処には棲んでいないようです。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。















2022年3月28日月曜日

ルリタテハ

 成虫で越冬するチョウはいくつか種類がありますが、

このタテハチョウ科のルリタテハも昨年の秋に羽化した個体で、

雪が溶けて温かくなると日当りの良い場所に出て来ます。


枯れ草などの上で翅を拡げて日光を浴びたら土の上で口吻を伸ばしてミネラルを吸います。

花に訪れることは稀でほとんど土中のミネラルや樹液で生きています。


この後、雌は芽が吹いたサルトリイバラやユリの葉などに卵を産み、

夏に成虫が羽化して、再度卵を産んだものが秋に羽化する年2化性のチョウです。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。












2022年3月27日日曜日

町中散歩 飛騨高山 一番街

高山市の繁華街にある一番街はいわゆる盛り場、

今はそんな言葉も死語になった感がありますが昔は夜な夜な賑わった場所です。

特に休日の前夜はタクシー待ちに長い列が出来たほどでした。


最近は飲み歩く人も少なくなった上に、

コロナ感染者の拡がりで休業している店も少なくないようです。

ただ中華そば屋だけは観光客に人気があるようで多勢の人が入っている様子です。


久し振りに通ってみましたが昔からの店も何軒かそのままで、

遠い昔にタイムスリップした感じがします。

昔、奥飛騨慕情で売れた竜鉄也が流しをしていて、

彼のアコーディオンと連れのケンちゃんのギターを飲み屋で良く聴いたものでした。


※ 画像の最後に動画がありますので宜しかったらご覧下さい。














 

2022年3月26日土曜日

卯の花 (おから)

 おからの煮物、おからの炊いたん、卯の花の炒り煮など色々な呼び名がありますが、

それだけ馴染みの深い料理ですね。

何と言っても安く付くので経済的です。

惣菜屋でも売っていますが、自分で作ると味も好みに仕上げられます。


四季彩日記でも時々記事にしていますが、その都度材料などを変えてみるのも面白く、

今回は出盛りとなって来た菜の花やしめじで作りました。


 今回のうの花のレシピです。


 材料


 おから  500g  

 人参  1/2本  

 ねぎ  1本

 菜花  数本

 しめじ  適量

 油揚げ  2枚


 だし汁  700cc

 サラダ油  100cc 

 日本酒   大さじ4

 砂糖  大さじ3

 味醂  大さじ4   

 醤油  大さじ3


 作り方

     

 ① それぞれの材料をお好みに切って用意しておきます。


 ② 厚手の鍋にサラダ油を引き火の通りにくい野菜から順番に炒めてます。

    (人参、しめじ、菜花の茎の硬い部分、油揚げ、ねぎは最後に加えるのでここでは炒めません)


 ③ ある程度火が通ったら次におからを加えます。


 ④ それと同時にサラダ油100ccを入れて全体に油を馴染ませるように混ぜます。


 ⑤ 油が馴染んだらだし汁を加えて酒、味醂、砂糖、醤油で味を整えます。


 ⑥ 最後に刻んだねぎを入れて汁気が無くなれば出来上がり。

   (焦げやすいので中火か弱火で混ぜながら水分を飛ばします)






2022年3月25日金曜日

セリバオウレンの開花

 高山の市街地でいち早く咲くセリバオウレンは開花が毎年話題になります。

葉の形がセリの葉に似ているところからそう名付けられました。

地味な感じの野の花ですが、それだけ春を待ち望んでいたと言うことなのでしょう。

場所は城山公園で北向きの斜面ですが雪が溶けると直ぐに蕾が開きます。


オウレンの仲間は漢方薬としても知られていますね。

お隣の久々野町にもたくさん咲く場所があるのでまた行って見たいですが、

そこはまだかなり雪が残っているので、一雨後、二雨後でしょうか・・・









2022年3月24日木曜日

シャク (山菜)

 残雪が多い早春の野辺も日当りの良い土手では草の新芽も伸びて来ました。

そうなるといよいよ今年の山菜ジーズンの到来です。


この日はふきのとうを探しに行きましたが見当たらず、代わりにシャクを採って来ました。

シャクはセリ科の植物でヤマニンジンとも呼ばれており、香りもにんじんの葉に良く似ています。


私は茹でて水を切った後、油揚げと一緒に炒め煮にしたものが好きで良く作るのですが、

今回は鶏肉と合わせて卵としにしました。


あくまでも山菜なので繊維質は感じますが、

自然の新たな息吹で体内の毒素を排出してくれそうです。

春の香りがいっぱいでとても美味しかったです。










2022年3月23日水曜日

何時もの風景 (彼岸に入り雪溶けが進みました)

 恒例の定点観察、何時もの風景です。

今年の冬は大雪だったのでこの辺りは高山の市街地より多く積もりました。

それでも春の日差しと温かい雨で随分路肩の雪も溶けました。

西向きの土手にはすっかり残雪も消えたようで、枯れ草の温か味さえ感じられます。


乗鞍も昨年の暮れに山頂から徐々に下がって来た積雪ラインが、

この場所を訪れる度にこれからは麓から山頂へと上がって行く様子が見られることでしょう。


畑の脇に置かれた藁束も雪が溶けたら畑に鋤き入れられて畑作が始まります。