2021年8月24日火曜日

乾燥わらびを戻して煮る

 もう何年前に干しておいたわらびがあるので煮てみました。

冬は雪が多く寒い飛騨では保存食として山菜を塩漬けにしたり干したりしておいて、

野菜が獲れない冬場にそれを食べる文化があります。

今は缶詰や冷凍なども行われますが昔はそのような技術も無く、

わらびやゼンマイなどは専ら干して保存していました。

今でも乾物として土産物になったりして売られています。


しっかり乾燥した物は何年も保存出来るのですがそれを戻すにもコツが要ります。

先ずは一晩水に浸けてお来ますが、穂先は食べないので予め取っておきます。

鍋に水を張ってわらびを煮ていきますが、沸騰寸前でお湯を捨てて再び自ら煮ます。

それを3回ほど繰り返してわらびが柔らかくなったら適当な長さに切って、

だし汁に酒、砂糖、みりんと少量の油を入れて炊きます。

充分に柔かくなったら醤油を入れ、少し煮て火を止めて味を含ませ出来上がりです。


採った直ぐのシャキシャキ感は無いですが、これはこれで美味しいものです。




↑ 一回に煮る分量はこの程度で良いです


↑ 穂を取って一晩水に浸します


↑ 鍋に水を張りわらびを入れて火を点けます


↑ 沸騰する寸前でお湯を捨てて再び水から煮ます(これを3回ほど繰り返します)


↑ 充分に柔らかくなったら適当な長さに切って調味料を入れ炊きます


↑ 炊き上がったら器に盛って出来上がり



16 件のコメント:

  1. Blue Wing Olive2021年8月24日 6:27

    飛騨にいるとこういうの食べる機会がありますね。
    昔はよく食べました。
    私はワラビを干したりしたことは無いですが、こういう調理法も知っておくべきでしょう。

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    1. blue-wing-oliveさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      わらびやゼンマイの戻し煮は飛騨の祭り料理には欠かせませんでしたね。
      くずしやこも豆腐等と一緒にご馳走でした。
      最近は乾燥して保存することも少なくなりましたが。
      季節外れに食べるのもなかなか良いものですね。

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  2. 野原で家族で、わらびを摘んだ日を、
    母が作ってくれた懐かしい味を
    久しぶりに思い出しています。
    自然の保存食材ですね。

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    1. rabbitjumpさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      野菜とは違って山菜は旬が決まっています。
      春以外で食べたいと思ったら保存に限ります。
      もちろん旬ほどの美味しさは感じられませんが、
      季節外れに味わうのもおつなものですね。

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  3. ぼちぼち、秋の食材が登場しますね

    ワラビも、ゼンマイ同様、乾燥できるのですね
    来年は、ぜひ挑戦したいです

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    1. zakkkanさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      今年の夏は半ばに大雨で気温も下がりました。
      また暑くなるようですが一旦下がると秋が近く思えますね。

      少し涼しくなると思い出したように食慾が芽吹きます (^^ゞ
      秋は美味しい物が勢揃いですね。

      来年、たくさんわらびが収獲出来たら乾燥わらびも作ってみて下さい。
      さっと茹でて干すだけなので簡単で、
      アク抜きの心配も要りませんね。

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  4. 乾燥した山菜は生のものとは食感が違うけど、これはこれでまた美味しいですよね。
    わが家では茹でたものをゼンマイと同じように丸めてもんでます。
    ウッカリするとゼンマイのつもりで蕨戻したり~~(>_<)

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    1. ばんばさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      子供の頃から食べているせいか懐かしさもあって美味しく感じますね。
      私も干しながら揉むこともありますが、
      わらびは採れる量が多く面倒なので長いまま干すことが多いです。
      同じ羊歯の仲間ですがゼンマイとわらびは大きく違いますね。

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  5. 以前は冷凍なんてできなかったですし乾燥化塩漬けがほどんどでしたね
    昔は塩も高価だったかも田から乾燥が多かったですよね
    でもこの感想わらびを戻して煮たのが大好きでしたね
    私も穂のところは揉んでおとします
    其れで一晩水につけてから茹でるんですけど
    ゆで汁を三度も変えられるんですね
    美味しそうなわらびです
    懐かしいです

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    1. ぐりさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      わらびやゼンマイは干すことが簡単で楽なので蕗やタケノコのように塩漬けはしませんね。
      飛騨では祭りの料理には欠かせない食材なので重宝します。
      しかい今はお客の呼び引きもしなくなったので出番が無くなりましたね。
      なのでこうして普段に思い出して煮ています.
      昔は穂先も平気で食べていましたが今は発がん物質とかで食べなくなりました。
      アクわらびの時も切って捨てています。
      茹で汁を3回変えると芯が無くなって柔らかくなります。
      これはゼンマイにも応用出来ますね。

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  6. そうそう私も姉に習って揉んで干していました
    そうするとわらびでも柔らかくなるんですよね
    思い出してきました

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    1. ぐりさん、おはようございます。
      再度のコメント有難うございました。
      揉んで干すと確かにゼンマイのように柔らかくなりますね。
      我が家も半分ほどはそうしています。
      でも採れた量が多いとかなり面倒ではありますが・・・

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  7. sikisai01さん
    こんばんは(゚▽゚*)✿~♪
    何時もご訪問頂きましてイイネありがとうございます。
    ワラビもゼンマイも先人の知恵が詰まった保存山菜ですね。
    今はとても高級素材ではと思います。
    若い頃はその美味しさが分かりませんでしたが美味しいと思う歳になっています。
    手を掛け思いをかけてこそ本当のお味が味わえると感じます。
    大切な保存食自然を味わえますね。久遠の恵

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    1. 久遠の恵さん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      干して保存するのは先人の知恵ですね。
      昔は乾物だけで一軒のお店があったほどです。
      日本人には馴染んだ保存法ですね。
      山菜は採って来るのにお金は掛からずたくさん採れます。
      ただ食べられるようになるまでの手間は随分掛かります。
      それでも大自然からの恵は美味しく懐かしいですね。

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  8. おはようございます
    蕨やゼンマイも湯がいて冷凍しますか?流石男の料理です。
    雪国では冬に備えて保存すると思いますが、此方は雪は滅多に
    降らないから、私は蕨やゼンマイは冷凍しないです。春に重曹で
    悪抜きして料理して食べて終わりよ。

    ↓の赤い実もよくご存知です。キノコ、赤い実、魚、トンボ、蝶、あらゆる分野に
    幅広い知識を持ち素晴らしいです。生きた知恵袋です。

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    1. 理恵さん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      温暖な地方では山菜の保存食など必要無いですね。
      冬でも野菜が獲れるのでわざわざ冬まで取っておかなくても良いですよね。
      山菜採りは都会の人たちはレジャーですが、
      雪国では生きるための食料の保存なのです。
      そのため東北などの方が飛騨より保存する文化は進んでいますね。

      趣味で山歩きをしていると色々なものに気付かされます。
      それで覚えたことが多いです。

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