2024年2月1日木曜日

令和6年新春 飾り物展

 全国で高山でのみ行われる珍しい伝統行事の”飾り物”は200年以上の歴史があります。

町家の格子を外し幔幕を張って金や銀の屏風を背景に飾り物を披露する珍しい行事です。

日常の道具類などを使いその配置などで”何か”に見立てたもので、氏神様の祭礼の日などに飾られていました。

今は正月に一般募集したものが展示される飾り物展となって披露されます。


今年のお題は干支の「龍」と宮中歌会始のお題の「和」がテーマに指定されました。

たくさんの応募があり、今年も一般に加えて学生の部もありました。

こうした伝統が若い人に受け継がれるのは嬉しいことです。


今回の紹介は2点のみですが、後日他の作品も記事にしたいと思います。


※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。


















2 件のコメント:

  1. 歴史ある飛騨高山らしい、新春の飾り物展ですね。
    たくさんの出品があるようですが、夫々趣があり見応えがありそうです。
    皇女和宮が降嫁の際の行列を、立派な盃、鉢で表現していて、
    あ?これは行列では無かったのかな?
    和宮が鎮座してる所なのでしょうか?
    人間生まれた星の下、色んな人生がありますね。

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    1. 雪うさぎさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      ちょっと見には解り難い作品もありますが、
      解説を見ると頷けますね。
      皇女和宮は下向の様子を模したもので、蓮台に乗った和宮をお供が担いだ場面ですね。
      行列の中の一場面ですが、言われてみるとそう見えます。
      これを発案したことは流石と思います。

      人それぞれの人生、確かにそうですね。
      赤ちゃんには産まれて来る場所を選べないので運任せですが・・・

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