ヒメキマダラヒカゲ、擬人化した件名ですが、それ位笹薮に執着した蝶です。
夏の登山の時など良く見る蝶で、登山口から少し登った樹林帯では笹の葉が茂っていて、
そんな場所が好みなのは幼虫が笹の葉を食べて育つからです。
従って滅多に明るい場所に出て来ることは少ないので一生を森の中で過ごすことになるのです。
ジャノメチョウ科の多くは笹などの単子葉植物を好むので、
そんな環境に居るとどうしても地味な蝶のイメージがありますね。
翅の目玉模様は鳥などの天敵を近付けないためとのことですが、
それがジャノメチョウ科の特徴でもあります。
ヒメが付かない普通のキマダラヒカゲ(サトキマダラヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ)は集団で居ることがありますが、
こちらは単独で見掛ける数も少ないです。
※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。
なるほどの目玉模様は、
返信削除自然界で天敵から逃れるすべを身に付けている
姿ですね。この目玉には私もちょっと離れます^^
単独行動の珍しい蝶なのですね。
rabbitjumpさん、おはようございます。
削除コメント有難うございました。
自然淘汰されないための工夫は特に昆虫の世界では顕著ですね。
擬態もそうですが、アゲハチョウの幼虫などは臭気を持った角を出して威嚇するのも見られます。
それは人間が嗅ぐと単にミカンの匂いなのですが、
他の生物には近寄りたくない成分があるのでしょう。
ジャノメチョウの目玉模様を避ける効果は人間にも効くのかも知れませんね。
ヒメキマダラヒカゲの羽に目玉の様な模様があるのは、
返信削除自分の身を守るために擬態化しているのですね。
天敵から見れば、大きな目で不気味に見えますね。
自然の摂理で、自分の身を守るために本能でそうなったのでしょうか。
何と頭の良い事です!
自然界には、まだまだ私の知らない事がたくさんありそうですね。
雪うさぎさん、おはようございます。
削除コメント有難うございました。
ジャノメチョウの仲間の他にも翅に目玉模様があるのは日本ではクジャクチョウやタテハモドキ、
海外ではフクロウチョウなどが知られています。
また蛾の幼虫はセスジスズメやアケビコノハ、
蝶はナミアゲハの幼虫も目玉を装って威嚇するのに利用しています。
これは長い年月を経て進化したものと考えられていますが、
それほど昆虫の世界には脅威が多いのでしょう。
観察してみると色々なことが解って来て面白いものですね。
う~ん🤔 見たことないかな…? お話の中のセスジスズメ、
返信削除アケビコノハは存じておりますが…♪
匿名さん、こんばんは。
削除コメント有難うございました。
ヒメキマダラヒカゲはどちらかと言うと山の蝶なので、
少し標高を上げた高原などへ行かないと見られないと思います。
とにかく笹のある所が住処なので若し行かれることがあれば気を付けて探してみて下さい。