2021年5月27日木曜日

ジャコウアゲハの産卵

 昨年もこの時期に記事にしたと思いますが、

先日そのことを思い出して「今年はどうだろう?」と昨年と同じ場所へ行ってみました。

と言うのもこのジャコウアゲハは寒い飛騨では珍しい蝶なので、

まったく見かけない年もあるからです。


しかしその心配をよそに1頭の雌が優雅に草叢の上を飛翔していました。

幼虫が食べるウマノスズクサに産卵するために適当な場所を探しているのです。


ほどなくして茂みに潜り込んで産卵を始めました。

卵はオレンジ色で擬宝珠のような形をしています。

今年も上手く世代を繋げて行ってくれるようで安心しました。


※ 今回もその様子を動画に撮って来ましたのでご覧ください。



↑ ジャコウアゲハの生息環境


↑ 幼虫の食草のウマノスズクサ


↑ 食草を探して飛翔中


↑ 産卵中の雌


↑ 雌の翅表


↑ ジャコウアゲハの卵





10 件のコメント:

  1. こんばんは。ゆーしょーです。
    ジャコウアゲハは卵を2個しか生まないのですね。
    赤くてかわいい卵ですね。

    返信削除
    返信
    1. ゆーしょーさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      ジャコウアゲハの産卵数ですが、1~数卵を1ケ所に産みます。
      食草の大きさなどにも依ると思いますが、
      多いと1頭近くの卵塊になっていることもありますよ。
      他のアゲハの卵は光沢のある白色ですが、オレンジは珍しいです。

      削除
  2. 素晴らしいですね
    珍しい「卵」を撮影されましたか
    流石です

    あるブロガーさんの聞きかじりですが
    このジャコウという名の通り
    麝香の匂いがするそうですね

    飛騨では、珍しいのですか・・
    そうですか・・

    珍しいと思ってみていないですから
    恐らく、見てないのかな?(笑)

    返信削除
    返信
    1. zakkkanさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      幼虫がウマノスズクサしか食べないのでそれが無い所では見ることの出来ない蝶です。
      その点からすると珍しい部類に入りますね。

      ジャコウアゲハの「ジャコウ」は仰るように「麝香」から来ています。
      幼虫も蛹もそれに似た匂いがするからですが、
      嗅いでみたところそれはウマノスズクサの匂いのような気がしました。

      田畑のある所や町中ではまず見られませんが、
      河川敷などでは見られることがあります。
      低く飛ぶ蝶なので気を付けていれば出逢うかも知れませんよ。

      削除
  3. よくあんな動画を じっとカメラを構えてとられたと思います
    腰をかがめて けっこうしんどかったのではないかと・・・・

                        ねこ

    返信削除
    返信
    1. ねこちゃんさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      確かにしゃがんでいる体勢が長かったのでメタボのお腹が邪魔になりましたよ。
      何処かで見られていたような気がします(笑)

      削除
  4. 葉の裏にわからないように、
    しっかり卵を産むのですね。
    元気に育って欲しいです。
    山野草の、、
    あの黒に黄色い花をつける
    ウマノスズカケでしょうか。

    返信削除
    返信
    1. rabbitjumpさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      直射日光を避けて外敵の目に触れない葉裏を産卵場所にする蝶は多いです。
      長年培った経験なのでしょうね。
      それでも幼虫の時に蜂やハエに寄生されてしまうものも多いです。
      なかなか生存競争は厳しいようですね。

      そう、そのウマノスズカケです。
      ウマノスズカケはウマノスズクサの別名ですね。

      削除
  5. こんばんわ 昨日 午後行ってきました。 成虫は 飛んでいませんでしたが 卵は 
    4カ所見つけました。2個が 3 3個が1カ所です。 いずれもガードレールの道路側で
    草刈りにあいそうですね。無事に 孵化して 羽化して欲しいですね。
    我が庭にあるウマノスズクサにも 来てほしいばかりです。わずか3本のスズクサですが。

    返信削除
    返信
    1. ねずままさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      まだ卵の数が少ないので羽化した雌も少ないのでしょう。
      普通、雄がいくつか飛んでいるものですが見られなかったのが気掛かりです。
      草刈は多分来月には行われると思うのでガードレール周りはピンチです。
      でも土手の中は大丈夫と思うのでそりらに移動して欲しいですね。

      削除