2021年5月20日木曜日

春の野草 毒のあるもの

 山菜採りが楽しみな季節ですが、気を付けなければいけないのが毒草です。

いかにも美味しそうに見えることから間違って採取してしまい中毒を起す例が毎年発生しています。

そんな中で先日山菜採りの際に目にした3種を紹介します。




↑ ハシリドコロ

アルカロイド(トロパンアルカロイド)を含む有毒植物で、
全草に毒があり根茎と根が特に毒性が強いとされています。
中毒症状は嘔吐、下痢、血便、めまい、幻覚、異常興奮などを起こし、
最悪の場合には死に至ると言われています。




↑ ムラサキケマン

こちらも全草に神経性毒のアルカロイド(プロトピン)を含んでいます。
吐き気、脈拍低下、呼吸麻痺、心臓麻痺などの症状を起すとされ、
近似種のキケマンやミヤマキケマンも同じように毒草なので注意しましょう。




↑ ミヤマエンレイソウ

毒成分はタキシン、トリリン、サポニンなどと記載されていて、
同じく嘔吐、下痢、腹痛、筋肉衰弱、呼吸障害、心臓麻痺から死に到ると言われています。
しかし葉や花、実には毒性が無いとの報告もありますが、
根茎が猛毒なので注意が必要でしょう。


18 件のコメント:

  1. こんばんは。ゆーしょーです。
    毒のある野草は沢山あるでしょうね。
    写真の3種類は知らないです。
    知っているのはドクゼリで、子どもの頃
    学校へ行く道に沿って流れる幅1mにも満たない
    小川に沢山生えていました。
    1mくらいの丈になってましたね。

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    1. ゆーしょーさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      ドクゼリもセリと間違って中毒を起すことがありますね。
      根を調べれば竹状になっているので区別が出来ますが、
      つい茎を摘んでしなうのでしょうね。
      それに特に注意をしたいのが何時も紹介しているトリカブト、
      こちらは猛毒で、一発で死に至ってしまいます。
      また野草ばかりではなく園芸種にも毒のものが多いです。
      お馴染みのスイセンやスズランなども気を付けたいですね。

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  2. ハシリドコロは名前をきいたことがありますがどくがあるとはしりませんでした
    紫研磨もですかエンレイソウもなんですね
    意外な花に毒があって驚いています
    今日は午前中降らないといっていますね

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    1. 匿名さん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      「綺麗な花には何とやら・・・」と言いますが、
      野草でも毒草は結構多いですね。
      見るだけの目的であれば良いのですが、山菜採りの間違いだと困ります。
      「こんな植物にも毒があるんだな~」と覚えておくと良いです。
      今日は雨が降らなくて良いですが、青空が見たいですね。

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  3. 可憐な花がついていて いいなと思うのに そんな強力な毒があるとは・・・
    むやみやたらになんでもとらないことですね・・・・

    余談ですが 力荘さん ブログを再開してくださいましたよ・・・

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    1. ねこちゃんさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      山菜を採る時に必ずと言って良いほど似た毒草があり、
      それがまた美味しく見えてしまうことがあります。
      キノコのツキヨタケなんかも同じですが、
      山菜採りやきのこ狩りでは毒のものを知ることが大切ですね。

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  4. 今のコメントは ねこでした
    すみません

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    1. ねこちゃんさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      力荘さんのブログ、教えて下さって有り難うございました。
      先ほどお邪魔してコメントを入れようとしたのですが入りません(泣)
      また時間を置いて書き込んでみようと思います。

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  5. きれいな花が咲くものでも毒があったりしますね。
    食べられるものとよく似ているものは気をつけないとこわいですね。
    採って食べられるような山菜のある場所は近くにはないのですが
    山歩きをして採ってきた山菜を料理する、というのには憧れます。
    季節を採ってきて季節をいただく・・・とそんな風に思っています。

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    1. miyabiflowerさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      都会では山菜を採ろうと思うと遠出しなければならないでしょうね。
      蕗やわらびなどであれば間違うことは無いですが、
      他にも美味しい物がたくさんあり、またそれに良く似た毒のものが必ずと言って良いほど存在します。
      これはキノコも同じですが、迂闊には手を出せませんね。

      山菜には繊維質である程度アクのあるものが多く、
      それが体内の毒素を排出する手助けをしてくれるので少しは食べると良いです。
      春のまだ柔らかいうちが山菜の旬ですね。

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  6. 山野草、恐らく、私は、この三種
    みても、解らないし、名前も知らないので
    多分、中毒を起こす懸念はないです(笑)

    しかし、見た目?
    食べれそうだと思う人、おられるのですね

    キノコの毒性は、ニュースになりますが
    そうですか、野草もそんに、あるのですね

    薬草とは違うのですか?ね

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    1. zakkkanさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      毒草から薬を作ります。
      猛毒のトリカブトでも少量を用いることで良薬になります。
      止血とか痛み止めとか全てが毒草の成分を使っていますね。
      もし毒草が無かったら薬も無かったので人間の生活も大きく変わっていたでしょう。

      ただ毒性の弱いものもあり、それらを食することで、
      知らず知らずのうちに丈夫な身体になっているのかも知れませんね。

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  7. こんにちわ
    私では食べられるか?駄目か?区別出来ません。
    教えいただかないと無理です。

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    1. 理恵さん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      山菜採りは他に危険も伴うので単独では行かない方が良いですが、
      また確実に知っている物以外は採ってはいけませんね。
      ただこうして毒のあるものは事前から知っておくと為になります。

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  8. ハシリドコロは有毒と知っていたけど、ムラサキケマンやエンレイソウもなのですか~~
    我が家にもあるので掘ったり

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    1. ばんばさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      ムラサキケマンはキケマン同様、毒があります。
      ケシ科と言うことからも要注意の感じがしますね。
      ただ、ケマン類は茎や葉から嫌な匂いがするので、食べる前に「毒?」の予感がします。
      これはタケニグサにも言えることですが、人間のDNAにそれを嫌う要素が遺伝されているのでしょうね。

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  9. 毒草 我が庭に この3点 植えてあります。孫たちが 小学生の時に 実物を見せようと わざと植えました。 紫ケマンとハシリドコロは 多少増えましたが エンレイソウは消えました。あと ニリンソウの中に トリカブトも入れてあります。スズランも 繁殖して居ます。これも毒草ですね。山や野原に連れていった孫たちも 大きくなり飛騨を離れていきましたが これは食べれる山菜 これは毒よと教えたこと覚えているでしょうかね。蕨以外の山菜に会いに行きたいです。

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    1. ねずままさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      毒草や毒きのこなど写真で見てもなかなか覚えられなくて実際には見分けが付かないものですが、
      自宅に植えてあればその場で観察出来ますね。
      特に猛毒のトリカブトは良く似たものが傍にあると良いですね。
      スズランやコバイケイソウはウルイやギョウジャニンニクと間違うことが多いです。
      またスイセンなんかもそうですね。
      区別点をしっかり覚えれば何処へ行っても大丈夫です。
      子供の時に覚えたことは案外忘れずに居るものです。
      きっとお孫さんたちも覚えていらっしゃいますよ。

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