2021年5月31日月曜日

花の森 四十八滝山野草花園のクリンソウ

 高山市国府町の四十八滝入り口にある山野草園「花の森」へ行って来ました。

ちょうどクリンソウが見頃を迎えたとのことですが、

ここにはもう少し先になりますがササユリも群生してます。

かなり以前に私のブログでも両種を紹介していますが、

今回本当に久し振りに訪れました。


クリンソウは仏閣の屋根にある九輪に似ているところからこの名を頂いているようですが、

下から徐々に咲き上がる花はまるで九階建てにでも咲くようにも見えます。

でも飛騨では俗名をシチカイソウ(七階草)と呼んでいて7段に咲くと言われます。

さて本当は何段なのでしょうね? サクラソウ科の植物です。


※ 何時ものように動画もアップしました。

  今回のBGMはフリーミュージックではなく自作の曲を選びました。

  1980年代に作った曲で、 For yourself(君のために)と言う曲です。















2021年5月30日日曜日

アサギマダラの吸蜜

冬のうちは遥か南の島で過して春になると本州を目指して渡って来る蝶のアサギマダラ、

なかなか人気があるようで最近良く記事も目にします。

浅黄色の地に黒と茶色で斑模様に縁取られた模様はなかなか優雅でもあります。

夏を涼しい所で過して秋にはまた南の島へ渡るのですが、

その頃はヒヨドリバナやフジバカマ、スナビキソウ、オオルリソウなどの花に蜜を求めます。

しかし春は訪花の種類があまり知られていないように思います。

たまたまこの日、ミツバウツギの白い花を訪れている個体に出会いました。


1頭だけだったので秋のように集団ではなく春の渡りは単独であることが解りますね。


※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。










2021年5月29日土曜日

山うど入り酢豚

 ウドは酢とも相性が良いので酢豚に入れてみました。

ウドのアクをどの程度取るか、歯応えを何処まで残すか、

試行錯誤の余地はありますがピーラーで皮を剥いて適当な大きさに切り、

塩茹でして水に晒すことでなかなか良い食感と味になりました。

ウドがゴロッと入った酢豚もなかなかいけますよ。


これでウドのレパートリーがまた一つ増えました。












2021年5月28日金曜日

オオルリ

 お腹の純白に頭と背中の濃いブルー、オオルリの雄は森の中の宝石のようです。

併せて囀りの声もきれいで日本三鳴鳥のひとつであると言われているようです。


オオルリも渡り鳥で東南アジアから繁殖のために日本の野山に渡って来て、

春の雑木林では特に良く見かけます。

それが今はと言うとかなりの山奥までやって来ましたがこの習性はウグイスと同じですね。


美しい声と言っても私の表現力では乏しいので、Wikipediaによると、

「ピリーリー、ポィヒーリー、ピールリ、ピールリ、ジィ、ジィと鳴く」とあります。

鳴くのは雄だけですが、飛ぶ姿を確認しなくても耳を澄まして歩けばその声で存在が判ります。








2021年5月27日木曜日

ジャコウアゲハの産卵

 昨年もこの時期に記事にしたと思いますが、

先日そのことを思い出して「今年はどうだろう?」と昨年と同じ場所へ行ってみました。

と言うのもこのジャコウアゲハは寒い飛騨では珍しい蝶なので、

まったく見かけない年もあるからです。


しかしその心配をよそに1頭の雌が優雅に草叢の上を飛翔していました。

幼虫が食べるウマノスズクサに産卵するために適当な場所を探しているのです。


ほどなくして茂みに潜り込んで産卵を始めました。

卵はオレンジ色で擬宝珠のような形をしています。

今年も上手く世代を繋げて行ってくれるようで安心しました。


※ 今回もその様子を動画に撮って来ましたのでご覧ください。



↑ ジャコウアゲハの生息環境


↑ 幼虫の食草のウマノスズクサ


↑ 食草を探して飛翔中


↑ 産卵中の雌


↑ 雌の翅表


↑ ジャコウアゲハの卵





2021年5月26日水曜日

山菜教室

 秋のキノコ教室と春の山菜教室は毎年その季節になると行うのですが、

今年もコロナの影響でどうしようか迷いましたが、

山の中なので適当に散らばっていて密になることも無いのでと言うことで、

県を跨がない県内のお客様を案内しました。

今年は春に雪が降ったこともあってウドやわらびなどは発生が少し遅れ、

まだ最盛期前ですが、まずまずの成果と言ったところでしょうか。


今回はわらびやウドの他にヤマブドウの新芽(天ぷら用)、ハンゴンソウ(天ぷらと茎の煮物)、モミジガサなども収獲しました。





↑ ヤマブドウの新芽


↑ わらび


↑ モミジガサ


↑ 本日の収獲の一部


↑ 左からウド、わらび、ハンゴンソウ


2021年5月25日火曜日

オドリコソウ

 昔は何処にでもあったオドリコソウですが、

最近は外来種に押されたのでしょうか、少なくなった気がします。

特に近縁のヒメオドリコソウは見たくなくても目に入るほどです。

これはニホンタンポポとセイヨウタンポポの関係にも似ていますね。

そんな時に見付けた群生場所、

一度通り過ぎてUターンして写真に撮りました。


昔、この花を千切って蜜を吸ったことがありました。

大して甘くはないですが、それでも昔の子供には充分なおやつでしたね。









2021年5月24日月曜日

何時もの風景 (梅雨の最中の晴れ間に)

 今年は例年に比べ梅雨入りが早くて、おまけに大雨の日もありました。

幸い昨年のような大きな被害は無かったようですが、

まだ梅雨の初め。末期には大雨も予想されます。

何とか無事に梅雨明けまで漕ぎ付けて貰いたいものです。


何時もの風景も乗鞍は雲が掛かって観えません。

今回の大雨で雪も随分溶けたことだろうと思います。


※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。












2021年5月23日日曜日

フデリンドウ

 春のリンドウと言えばハルリンドウがお馴染みですね。

しかし時にはフデリンドウに出会うこともあります。


どちらも同じようなリンドウの花ですが、

違いはハルリンドウが花茎が数本立ちそれぞれに花が付くのに対し、

フデリンドウは1本の花茎に数個の花が付きます。

また根生葉が大きいハルリンドウですが、フデリンドウは小さいです。


梅雨の時期ではありますが、止み間の散策もこんな出会いがあって嬉しいものです。