飛騨の匠の作と言われる千鳥格子は今は各所で見られるようになりましたが、
始まりは荘川町六厩の軽岡峠の道端にあった御堂の格子戸がそれで、
慶長の頃六廐の了宗寺を建てた棟梁がこの御堂も建てたと言われています。
その格子は角材を一松に組んだものですが、縦と横を互い違いに組むため、
どうしても細かく切って繋ぎ合わせないと作れないと思えるのです。
しかしこれは一本の材で組まれているのでこんにゃくのように柔らかくないと出来ない・・・
ちょっと見た目ではそんな風に思えてしまうのですが、これもからくりの一つです。
ある大工がどうしてもそれを組んでみたいと、御堂の格子を色々探っているうちに壊してしまいました。
それで千鳥格子の組み方を知ったと言うことで、
それから模倣したものが各地で見られるようになったようです。
私も実際に作ってみたことがありましたが、知れば確かに目から鱗です。
その御堂は道路拡張のため近くの公園(くるまーと六厩内)に移動されています。
※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。
↑ 国道158号線のスポット公園くるまーと六厩にある十鳥格子の御堂
↑ 壊されないようにか?旧の御堂を囲むようにして二重の御堂となっています
↑ 壊されたお堂の千鳥格子は復元されています
↑ 向こうへ延びる道が旧の軽岡峠で昔この奥に御堂がありました
おはようございます!
返信削除それぞれ臍を切り組み合わせる?・・・
実際に自分でやってみて初めて理解できる見本ですね!
最初に思い付いた人は凄いですよね (^^)/
壊さなければわからないほどの仕組み・・・
返信削除最初にこの仕組みを思いついた人、すごいです。
こういうものは大事に保護しなければ、ですね。
二重にしても危ない様な気がします(>_<)
いい・お仕事された痕跡ですね
返信削除大切に保存していきたいです
格子は、地蔵菩薩でも見ないです
今夜は、大文字
来週は、子供たちのお祭り、地蔵盆です
季節がすすんでほしいと、願います
明日の幸福(ヤブコウジ)さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございました。
この格子は単純な構造ではなく臍の切り方にコツがあります。
実際に組めた時は感激ものです。
何故こんな風に組めるのかと半信半疑でありましたが・・・
ばんばさん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございました。
確かに壊してみれば素人でも解るからくりです。
でも逆にこの完成型をイメージし始めると難問題だと思います。
余程の柔軟な頭の持ち主だったのでしょう。
今は手法も明るみに出ているので壊す人はいないでしょう (^.^)
zakkkanさん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございました。
飛騨の匠が名前だけではないと言う一つの事実と思います。
このような技が現在でも家具作りなんかに生かされていますが、
何時までも守り続けて行きたいですね。
今夜は大文字の送り火なのですね。
お盆の締めくくりの大切な行事です。
天候が危ぶまれますが無事に終えることを・・・
これが匠の技。不思議ですね。
返信削除私には仕組が理解できません。
blue-wing-oliveさん、おはようございます。
返信削除コメント有難うございました。
普通の格子の場合は臍の切込みを材の半分まで入れるのですが、
この場合は深く2/3切り込みます。それによって一本分の横柱が入るのです。
ですから壊すとからくりが解るのです。
実際にやってみると出来ますよ!(^_^)v