2022年4月10日日曜日

キクバオウレンが咲く里山

 キクバオウレンは昨年も記事にしたと思いますが、

富山の里山では普通に見られるので春には毎年出掛けた折に確認します。

北海道南部から本州の日本海側に分布し里山から低山の林床に多く生息し、

背丈は花の時期には5~10cmで葉は1回3出複葉になっており、

小葉は3~6cmで浅く菊の葉のように切れ込んでいるところ(写真の3~5枚目参照)からキクバオウレンの名があります。


また先日記事にしたセリバオウレンは葉がセリの葉の様に細かく切れ込んでおり、

2回3出複葉でセリの葉に似ています。


花は両種とも両性花と雄花がありますが、

両性花は角のようになった雌蕊の突起物が中央にあり、その周りに雄蕊が見られます。

それに対して雄花は雄蕊だけのシンプルな感じです。

花だけを見るとキクバなのかセリバなのか判断に困ることもあり、

詳しくは葉の形を確認すると良いです。






↑ 両性花のみが見られる株




↑ 両性花は無く雄花のみの株



8 件のコメント:

  1. こんにちわ
    キクバオウレンが自生していますか?
    昨年も見させて頂いたと思います。水芭蕉も有りますよね。
    羨ましく思います。水芭蕉は千葉県南部では見れません。

    身近にないから、見させていただけて嬉しいです。
    ありがとうございます。

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    1. 理恵さん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      植物はそれぞれの地方の気候に合ったものがあります。
      飛騨は冬に寒い所なので逆に温かな地方の物はありません。
      ミズバショウは先日見に行って来ました。
      予約投稿にしてありますから近々ご覧頂けると思います。
      それに他にも北国ならではの花を用意していますのお楽しみに・・・(^_^)

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  2. こんにちは
    山野草が、春を次から次へと知らしめてくれますね
    この白い色目も、春の野辺にはない花です

    群生を楽しめますね
    また、魅せてくださいね

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    1. zakkkanさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      コロナ禍で遠くへは行けませんが、
      車で2時間程度だったら移動出来ます。
      それに行く先は山の中なので安心です。
      でも本当は京都なんかへ行って思う存分観光した気分です ^_^;

      なので毎度お馴染みの山野草のオンパレードです。
      でもネタがあるだけ良いですね。

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  3. 確かに葉は聞くと同じようですね。
    見かけることがあったらと覚えておきます。
    小さな花はかわいいです。気を付けてみたいです。

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    1. rabbitjumpさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      セリに似ているからセリバ、菊に似ているからキクバ・・・
      それだけ覚えれば2種類は制覇ですね。

      とにかく植物も種類が多過ぎます。
      私は外国産や園芸種には疎いのでせいぜい・・・ですが、
      覚えるキャパも最近は狭くなってしまって忘れる方が多いです(笑)

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  4. 今日はこちらでのんびりさせていただきました♪
    キクバオウレンの白さが目にチラチラして、線香花火の
    様に見えてきました^^

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    1. ugo1060さん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      セリバオウレンもそうですがこのキクバオウレンも若干薄暗い所を好む傾向があります。
      そんな環境なので小さくても白い花は存在感がありますね。
      是非またゆっくりご訪問下さい、お待ちしております (*^_^*)

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