2022年1月11日火曜日

煮たくもじ

毎年決まって記事にしている飛騨の郷土料理の”煮たくもじ”

”くもじ”とは京言葉で漬物のことです。

つまり煮た漬物と言う意味ですが、

その材料はと言うと赤かぶの切ったものを漬ける時、蓋に使う赤かぶの葉です。


蓋にしていたのでしっかり塩分を含んでいるため先ずは流水で塩抜きします。

適当な長さに切って大きめの鍋に油を敷き少し炒めてから水を入れて煮て行きます。

充分に柔らかくなたら調味料を入れて味を馴染ませて出来上がり、

漬物なのに手間の掛かる料理ですが、飛騨のお袋の味的な惣菜として伝えられています。






今年も美味しく炊けました。


8 件のコメント:

  1. 美味しいですよね~~~
    実をいうと・・・子どものころ、これが苦手でした・・・
    炊くときの匂いが、ね・・・特に・・・
    最近は赤蕪の漬物作らないのでこれが食べられません。
    代わりに切り漬けの酸っぱくなったのでやってます。

    返信削除
    返信
    1. ばんばさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      私も同じで子供の頃はあの匂いが嫌で食べませんでした。
      でも煮売り屋で買って食べてから美味しく感じて、
      漬物を自分で作るようになってからは煮るようになりました。
      白菜の煮たくもじも同じように美味しいですね。
      白菜の方が柔らかくなるので時間も短くて済みます。
      今年は白菜は漬けなかったので作れないですが・・・

      削除
  2. 煮たくもじ、まったく知りませんでした。
    煮た漬物、なのですね。

    ↓、氷の灯の祭典、素晴らしい彫刻、
    まさに光が舞っているようです。
    精密に彫られている作品が解けてしまうのは
    もったいないと思いながら拝見しました。

    返信削除
    返信
    1. rabbitjumpさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      一度漬けたものを煮て食べるので手間の掛かる食べ物です。
      蓋にしていた赤かぶの葉なので捨ててしまうところを再利用です。
      飛騨のスーパーなどの惣菜コーナーでは年中見掛けますよ。

      氷像は気温が高いと早く溶けます。
      一昨年だったかは、初日から溶け出して三日目には哀れな姿になってしまいました。
      今年はまだ気温が低かったので良かったようです。

      削除
  3. 煮たくもじ。。これまた、初めて聞く郷土料理の名前でした~~。

    お漬物も、地域によって好まれるもの?が違いますよね。。
    長崎では、あまりカブのお漬物は食べませんでしたね。。高菜漬けや味噌漬けなどが多かったです。

    返信削除
    返信
    1. えみさん、こんばんは。
      コメント有難うございました。
      煮たくもじはおそらく飛騨だけの食べ方と思います。
      今回は蓋にしていた蕪の葉を使いましたが、
      春先になって少し酸っぱくなった白菜の漬物なんかも同じようにします。

      高菜漬けは以前、漬物を漬けていなかった時に市販の一袋100円ほどの高菜漬けで、
      同じように煮たくもじにしたことがありました。
      良く似た食感と味に仕上がりましたよ。

      削除
  4. こんにちわ
    一度漬物にした茎を煮ますか?手間がかかりますね。
    その分味はばっちりだと思います。
    此方は冬でも保存食作らなくても良いから、馴染みの少ない食べ物かも?
    食べてみたいとは思います。

    返信削除
    返信
    1. 理恵さん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      冬は畑にも雪が積もって作物が獲れないと保存食に頼りますが、
      たくさん漬けていた漬物も余してしまうことがあり、
      そんな時は無駄にはせずこのようにして一品作ります。
      昔からの知恵ですね。

      手間が掛かった分だけ美味しくなりますよ。

      削除