春の訪れと共に漬けておいた白菜などの漬物が酸っぱくなります。
そんな頃を見計らって作られるのが煮たくもじで、くもしとは公家用語で漬物のこと、
つまりは煮た漬物と言うのがこの田舎料理なのです。
最近は家庭でたくさん漬けることも少なくなったので一般家庭の行事ではありませんが、
町の総菜屋では見ることが出来る飛騨独特の食べ物です。
私は昨年の暮れにしな漬けを漬けたのですが、
その蓋に使っていた赤かぶの葉を使って何時も煮たくもじにします。
今年も桶を片付ける時が来たので早速作りました。
赤かぶの葉は適当な長さに切って大きなボウルに水を張り塩抜きし、
それが柔らかくなるまで弱火で煮たら調味料で味付けします。
今回も2時間ほどコトコト煮ました。
一旦漬けた漬物を更に長時間掛けて煮ると言う手の込んだ贅沢な料理です。
↑ しな漬けの蓋に使っていた赤かぶの葉です
↑ 適当な大きさに切って何度か水を替えて塩抜きします
↑ 鍋に入れて柔らかくなるまで水だけで炊きます
↑ 柔らかくなったら油で炒め、顆粒だし、日本酒、みりんを加え、適当な量の水を入れ煮立たせます
↑ 最後に醤油で味を決めて火を止めます
↑ 冷めたら器に盛って出来上がりです
もう煮たくを作られましたか~
返信削除飛騨の大事な味、美味しいですよね~
我が家では春先にならないと食卓に上ることは無いですがなくてはならない飛騨の味!
もっとも今年は煮たくにするほど漬け物が残るかどうかが・・・(>_<)
ばんばさん、おはようございます。
返信削除コメント有難うございました。
何時ものなら煮たくもじは春先になって作るのですが、
今年は漬物自体が少量だったのでそろそろ終わりかけました。
そこで桶を早く仕舞うことにしました。
今度は少し白菜の切り漬けでも漬けようかと思っています。
いずれにしても昔ほどの量を漬けなくなりましたね (^_^.)