2024年4月10日水曜日

ギフチョウ 春の目覚め

 羽化間近の3月は異常に低温で雪の日も多かったので、

今年は姿が見られるかと少し心配しましたが、

何とか無事に羽化した個体をいくつか確認出来ました。


里山に舞うギフチョウは春の風物詩でもありますね。

美しいアゲハチョウの仲間で魅了させられる翅の模様、

それでも翔ぶと何故か保護色となり、

枯葉色と重なって見付けられないものです。

きっとそれも祖先から引き継がれた安全に生き延びるための手段なのでしょう。


※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。














8 件のコメント:

  1. 春が来たのですね。
    とても模様鮮やかな蝶でも飛ぶときには、
    その鮮やかさを見せないとはびっくりです。
    しっかり子孫残すための工夫なのですね。
    素晴らしい知恵に?^^驚きです。

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    1. rabbitjumpさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      単色では美しくても混ぜると濁るのは混色の妙とも言える現象ですね。
      そのことを理解した上での装いとすれば驚きです。
      一般にはあまり詳しく知られていませんが、
      ギフチョウは分布域によってそれぞれ特徴のある模様であることも不思議です。
      同じように見えて少しずつ違うのは人の顔と同じなのでしょうね。

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  2. あ~~!もうギフチョウが?
    いいですね~~
    私も早く見たい!
    昨年はわが庭に産卵して大いに楽しませてくれたけど、その後どうなったか・・・
    今年も来てくれるかなァ・・・

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    1. ばんばさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      自然界では数百分の一程度でしか子孫を繰り返すことしか出来ない昆虫ですが、
      上手く育たなかったにしても近くに発生地があると思います。
      今年も食草の葉裏を確かめてみて下さい。
      出会いがあると良いですね。

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  3. めざめましたか?
    絶品の姿を・ありがとうございます
    この蝶だけは、観れる場所が限定ですから、この先も観れないですよ、私には( ´艸`)

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    1. kzakkanさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      京都の周りでも棲んでいる所がたくさんあるのですが、
      場所が限定されています。
      出遭える場所としては食草であるカンアオイやウスバサイニンがたくさんあることが条件ですね。

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  4. 初めて発見されたのが岐阜県下呂市、以前に何かで読みました。
    こんなに繁殖域が広がった、もしくは初めから各地に生息していた?
    どうなのかな~と思ってしまう。個性的で美しいギフチョウを
    優しく見守りたいです♪

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    1. ugo1060さん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      ギフチョウは明治時代に名和靖氏によって岐阜県下呂市の金山町で発見されてギフチョウと名付けられましたが、
      昔から「だんだらちょう」の名で親しまれていた蝶です。
      本州の一部を除いた広い地域に生息しているので珍しいものでは無いですが、
      昔の人には興味が無かったのでしょうね。

      最近数が減って来ている地域では人の生活様式が変わって里山が荒れたせいです。
      昔のように針葉樹は植えず薪炭生活で雑木林を有効に使うことが自然豊かな環境を造ります。
      今でもギフチョウは奥山にはたくさん飛んでいますよ。
      生き物の保護には自然を護ることが一番ですね。

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