2021年4月27日火曜日

荘川桜

 高山市荘川町の御母衣ダムにこの荘川桜はありますが、

ダムに沈む村から高台へ移植したことで広く知られています。


昔の荘川村中野の照蓮寺と光輪寺にそれぞれあったエドヒガンザクラの古木、

水没させてしまうのは可哀想と電源開発株式会社の総裁の発案で新しい国道の脇へ移されたもので、

かなりの難工事だったようです。

無事に活着が心配されましたが、両木とも元気に花を咲かせて現在に至っています。


この桜の開花は飛騨では遅い方で例年ゴールデンウイーク頃となりますが、

今年は10日ほど早く咲き始めました。

この写真を撮ったのは4月19日で、まだ五分咲き位ですが現在は満開となっているようです。

また今年は鳥の食害からか蕾が少なく、辛うじて下部の枝のみ僅かに花が付いている状態です。


※ 画像の最後に動画がありますのでご覧下さい。











↑ それぞれの親木の実生で育った二世桜





 


10 件のコメント:

  1. こんばんは。ゆーしょーです。
    2本ともアズマヒガンザクラなのですね。
    荘川町にあるので荘川桜と言うのですね。
    樹齢500年以上とのこと。
    すごく立派な桜ですね。

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    1. ゆーしょーさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      良く岐阜県の三大桜の一つとして数えられています。
      三大とは根尾の薄墨桜、一之宮の臥龍桜とこの桜です。
      どれもエドヒガンザクラ(アズマヒガンザクラ)なので長寿ですね。
      本当は毎年記事にしたいのですが、
      一番遅いので皆さんに飽きられると思いあまり記事にしませんでした。

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  2. 懐かしいです
    「さくら」花見
    ここを初めて訪ねた時は、何かの帰りでした
    この桜に纏わる、逸話を初めて、聞いたのも、その時でした

    ダム湖、水がたっぷりですね
    実は、この桜が咲いた姿は、見てないのです

    岐阜県には、樹齢の古い、一本桜が多いですね
    今年も、根尾の薄墨桜が、見頃でしょうね

    この遅咲のさくらは、大型連休の目玉商品です
    今年は、そんな目玉に、眼を入れてあげられないですね

    静かに、本来ある姿で、咲いているでしょうね

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    1. zakkkanさん、こんにちは。
      コメント有難うございました。
      この桜の存在はご存知だったのですね。
      観光バスで通過の際はガイドからの説明が有りますが、
      それ程に移植の話は有名です。

      ダムの水は今が雪解け水で潤っていますね。
      雨が降らなくてもこれですから、G/Wの雨で水量は更に増すでしょう。

      今日の開花情報では「散り始め」とあります。
      今回の桜は花が異常に少なく、きれいな様子をお届け出来なかったので、
      来年は満開の姿を伝えられると良いと思います。

      毎年満開の時にダムに沈んだ故郷を偲んで当時の村人がこの場に集うと言います。
      今年もそんな機会があったのでしょう。
      桜と対話することで当時の様子が蘇るのでしょうね。

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  3. 荘川桜を見たのはもう十年以上も前・・・
    そのときは終わりがけだったのでがっかりしたものでした。
    記事のもやはり終わりがけに近いんですね。
    古木だから花付きもだんだん悪くなるんでしょうか・・・

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    1. ばんばさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      今回のはまだ満開前なのですが蕾を鳥に食べられたらしく、
      下の方の枝しか咲いていませんでした。
      本当ならリベンジするのでしたが、
      今年は寂しそうだったのでその後は行きませんでした。
      飛騨北部のソメイヨシノなんかも今年の花数は少なかったですね。

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  4. この桜を何回か見に行きましたけど咲いているところを見たことはありません
    いつもまだ早いか遅いかです
    今年はこれも早く咲くのでしょうか

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    1. 匿名さん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      荘川桜の見事な満開に合わせて行くのは難しいですね。
      ネットの情報でもあまり信頼はおけず、
      行って見るしかないのですがちょっと遠過ぎます。
      この状態は満開前ですが今年は蕾の数が異常に少ないです。

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  5. お寺や村と供にダムに沈む運命だった桜が
    毎年美しく咲くのですね。
    桜を移植する・・・せめて桜は残したいという思いがそうさせたのでしょうか。
    故郷は沈んでしまっても、故郷の桜が残ってよかったですね。
    桜への思いは特別なものがありますね。
    しあわせな気持ちも悲しい気持ちも、同じように桜の花が包み込んでくれるようで
    大きな桜の木を見るとほっとします。
    そちらの桜も散り始めているのでしょうか・・・
    季節は移りますね。

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    1. miyabiflowerさん、おはようございます。
      コメント有難うございました。
      ご覧のように巨木なので移植は難しく、
      しかも数百メートル上に運ぶのですから大変ですね。
      枝もかなり切り払われて気の毒な姿で運ばれたようです。
      それでも今では昔のように新しく枝を広げ何事も無かったように見えます。
      復活した姿を村人も喜んでいるでしょうね。

      今でも満開の時に当時の村人がこの樹の下に集って再会をするのだそうです。
      それぞれの想いがあって見上げる桜、良い話ですよね。

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