山路を歩いていると朽ちた青い木片が落ちているのに気付きませんか?
特に秋の山でキノコ狩りをしている時は良く目に付くものです。
元々材質が青い木は無いので何かに染まったことは直ぐに判るのですが、
何に染まったかを知る人は少ないようです。
実はコレ、子のう菌亜門盤菌綱 ズキンタケ科 ロクショウグサレキン属のロクショウグサレキンの仕業なのです。
キノコの遠い仲間で、朽木に着生して材までも菌糸によって青く染めてしまうのです。
その青さは緑青色なのでそのような名前が付けられたのでしょう。
毒性は認められないと言うことで食べても別に害は無いようですが、
傘の直径が3mm程度の小さなキノコなので食べるに食べられない大きさと思います。
ただ、使い道として布を染める染料として使うことも出来るようで、
エメラルド色のきれいな染物が出来ると言うことです。
良く似たものにロクショウグサレキンモドキと言うのもありますが、
柄が傘の中央ではなく一方の縁に偏っているので区別は簡単です。
※ 都合によりコメント欄は閉じさせて頂いております
0 件のコメント:
新しいコメントは書き込めません。